論理展開の根拠が曖昧ではないかなと感じます 色々な事例を引用しているが、夫々の事例の効果が具体的にどのようなことであったのかが理解できませんでした。個々の事例の効果を具体的にどのように確認したのかを明確に示すべきであったのではないだろうか。
野中理論のガイド本 この本の刊行は99年。既に「知識創造企業」などで評価を得ていた野中氏の経営理論の、いわばガイド本的な内容となっております。それだけに、具体的事例の紹介や手法の掘り下げまでは紙幅が足りなかったのでしょう(新書だけに、もともとそういう割り切りで書いたようにも感じます)。野中氏の著作を読んだことがない人にとって、ガイドブック(イントロダクション)として有益と思います。
ただ、個人的には、野中本のいわば王道である「知識創造企業」のほうが、ボリュームはあるものの、非常に詳しい解説と豊富な事例が掲載されているだけに、かえって理解しやすかったです。
野中氏が提唱する「ナレッジマネジメント」「知識経営」「場」などは、今ではすっかりおなじみになりました。類書もたくさんでていますので、今(2007年)から野中本を初めて読む人なら、他の野中本から読むことをオススメします。
KMの実践こそBSCのフレームワークがキーポイント KMの実践またKMの効果に関して中々現在の経営者は本気にしない。 つまり投資対効果がKMではありえないと思い込んでいるのであろう。 しかし、KMでなくても経営革新の施策とは「熱さまし:トンプク」の様 な効果などある訳けがない。経営者は着実に継続が力 としての革新 施策と即効性のある経営革新施策とをしっかりとマネージメントした上で推進 す可きである。 この書籍は経営施策と言うより経営理念:経営哲学の領域 に足を踏み入れている内容である。優秀で意識の高い経営者はその琴線 に触れるであろうがそうでない経営者はおそらく懐疑心しか湧かないで あろう。その様なレベルの低い経営者はこの書籍とBSCの書籍の 両方を勉強す可きである。キャプラン・ノートンの論文を読め!と 云っても同様な消化不良を起こすだろうから この4月に出版された 日経ムック版 バランススコアカード徹底活用 を 熟読されることを 推奨したい
理論と実践の壁 理論としては非常に優れた本だと思います。 知識経営のコンセプトそのものは斬新で、暗黙知の共有が今後の経営にとって欠かせないことも事実でしょう。 しかし、実践するためには相当の壁があります。 長年の実務経験によって体得した暗黙知は、その人自身にとっての強みであり、それを共有することによって自身の競争力が弱まるのです。つまり暗黙知を共有するためには、相当のインセンティブとある種のボランティア精神が必要です。 暗黙知を的確、公平に評価できなければインセンティブは不公平なものとなり、知識経営は簡単に崩壊します。 現実の経営に関わる人間はもっとエゴイストなのではないでしょうか。
いつかは対峙したい コカコーラやGEに代表される「知識経営」を、有名な「SECIプロセス」と「知的資産」と「場」という3層で捉えた書籍。SECIは以下のような循環型のプロセスである。 ・SECIプロセス(暗黙知(共同化)⇒形式知(表出化・結合化)⇒暗黙知(内面化)) 革新的内容には違いないが、経営とはいかにあるべきかとか、ナレッジ・マネジメントはいかにあるべきかとか、いつも自問していないと、筆者の圧倒的な知識量に圧倒されているうちに本が終わってしまうと思う。 いつか、もっと成長したらぜひ対峙したい一冊である。
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